2022年12月8日。師走の大変お忙しい中、
三重に暮らす外国の人、外国の人の暮らしをサポートしている
NPOや国際交流機関、行政、学識者の方々にお集まりいただき、
「外国の人の暮らしやすさ」をテーマにそれぞれの活動紹介や
直面している社会課題についてトークセッションを行いました。
多面的な課題や提案がたくさん場に広がりました。
キーワードを少し、ご紹介します。
・制度や支援の網の目からこぼれてしまう人たちへのサポート
・必要な制度と見直しが必要な制度の要求、政策提案
・必要な政策や事業実施のための予算の確保
・子どもたち、高校生の教育や就労に関する導き。将来に夢がもてるように…
・外国人住民と日本人住民の関係性の育み
・外国人住民の自立とエンパワーメント
・日本人の問題意識、関心の低さ。どう周知をし、理解をはかっていくか。
・日本語教室ボランティアの増大→リソースが活かされるよう教育現場等とどう連携していくか。
・外国人住民の生まれてからのライフサイクルを生存権保障の観点からチェックする。
・抜けている制度や施策の洗いだしを行い、必要な部署と必要な主体の参画と連携による制度や施策づくり
(福祉、教育、雇用、災害など必要な部局の参画と連携、大学・医療・企業・団体・個人など多セクターの
参画と連携)」
・1個人、団体だけが声をあげても届かない。当事者、NPOなどがまとまりをもって意見表明や意見提示を
することで地域を、社会を変えていく。
ほんの一部、ですがたくさんありますね。
みえに暮らす私たち(日本の人も、外国の人も。みんなです。)
が生きていく上で、安心・安全な生活を送るためにはどうしたらいいでしょうか。
出された課題・提案をもとにどう動いていくか。
参加いただいた皆さんと今後検討していきます。
センターでは今年から5年間、県内各地域で「多文化共生」をテーマにした
トークセッションを行います。トークセッションからスタートし、
多様なセクターの方々とムーブメントを起こしていきたいと思います。
次回は3月18日(土)鈴鹿で行います。初めての地域開催です。
鈴鹿にお住まいの方も、お住まいでない方も、ぜひご参加ください。
→第2回「すずかに暮らす私たちの多文化理解」記事
当日の様子