梅雨に入ると不安定な天候で外に出られない日が増えてきます。
そんな時は読書でゆっくりした時間を過ごしませんか?
「あなたのためを思って言っているんだよ」
「もっと早く言ってくれればよかったのに」
「あれもこれも言えないとなるともうなにも言えなくなる」
「悪気はないんだから許してあげなよ」
「昔はそれが普通だったのに」
この本で紹介されている29のシーンの一部です。
日常の会話の中で言われることがあるけれど、なんだか「イラッ」と「モヤモヤ」とする言葉たち。
「イラッ」と「モヤモヤ」とするのは強い立場にある人が弱い人をあえて選んだ言い返しにくい言葉で丸めこもうとする「ずるい言葉」だからです。
この本には10代がそんな言葉にだまされたり、言いくるめられないための手がかりやヒントが記されています。
中学生や高校生にむけて書かれた本なので、紹介される会話例は学生になじみ深い物になっていますが、大人こそ体験から実感をもって「あるある!」と感じたり「ずるい言葉」を実際に使ってしまっていないかと自省しながら読むことが出来ます。
「ずるい言葉」を言われる人、言ってしまう人、傍観する人、どの立場で読んでも発見がありますよ。
10代から知っておきたい あなたを閉じ込める「ずるい言葉」
著者:森山至貴
発行:WAVE出版